バハマ国
Commonwealth of The Bahamas



出展 [外務省] [各国・地域情勢] 2000年11月1日 現在
一般事情
1.面積 13,942km2(700余りの小島から成る)
2.人口 293,700人(98年世銀)
3.首都 ナッソー
4.人種 黒人85%、欧州系白人15%
5.言語 英語
6.宗教 カトリック、英国国教
7.略史
1492年 コロンブスが「発見」
1782年 スペイン領となる
1783年 ヴェルサイユ条約により正式に英領となる
1964年 英国自治領となる
1973年 独立
政治体制・内政
1.政体 立憲君主制
2.元首 英国女王エリザベス2世
3.議会 二院制(上院16名、下院40名)
4.政府 (1)首相名 ヒューバート・イングラム
(2)外相名 ジャネット・グェネット・ボストウィック
5.内政  独立前の1967年以来、進歩自由党(PLP)のピンドリングが政権を担当していたが、1992年8月の総選挙で野党自由国民運動(FNM)が圧勝し、25年振りに政権交替が行われ、FNM党首イングラムが新首相に就任した。下院40議席中31議席、上院16議席中11議席をおさえる安定政権である。
 94年11月、初の女性外相が誕生した。前任のターンクエスト氏は95年1月、総督に就任した。
 97年3月の総選挙では与党FNMが圧勝した。
 99年12月に2名の閣僚が、辞任したことを受けて、2000年1月に閣僚改造を実施した。
外交・国防
1.外交基本方針 (1)英連邦の一員
(2)近隣国、経済的に関係の深い米国及び英国との友好、協調が基軸。
(3)政府は政策目標の1つとして外交関係の多角化を図っている。 
2.軍事力 (1)予算 26百万ドル(1997年)
(2)兵役 志願制
(3)兵力 877人
経済(単位 米ドル)
1.主要産業 観光、金融業(タックス・ヘイヴン政策)、石油精製業
2.GDP 3,076百万(95) 3,205百万(96) 3,301百万(97) 3,384百万(98年)
3.一人当たりGDP 10,970(95) 11,222(96) 11,350(97) 11,428(98)
4.GDP成長率 0.3%(95) 4.2%(96) 1.1%(97) 2.5%(98)
5.物価上昇率 2.2%(95) 1.5%(96) 1.1%(97) 1.4%(98)
6.失業率 11.5%(1996年)
7.総貿易額 (1)輸出 623百万(96年)
(2)輸入 3,720百万(96年)
8.主要貿易品目 (1)輸出 化学製品、鉱物・石油製品、農水産物、機械
(2)輸入 鉱物・石油製品、機械・設備、製造品、食料・飲料、化学製品
9.主要貿易相手国 (1)輸出 米国、スペイン、英国、ノールウェー、フランス
(2)輸入 米国、フィンランド、イラン、デンマーク、ロシア
10.通貨 バハマ・ドル(B.$)
11.為替レート 1米ドル=1B.$
12.経済概況  経済は観光業に依存。また、観光を中心に米国依存型の産業形態のため、米国の景気の影響大。政府は観光への過度の依存を是正すべく産業の多角化を企図、農業、工業、金融業の育成に努力。
 90〜92年は、景気が低迷したが、93年から成長率がプラスに転じており、これは経済政策上の努力が実を結んだもの。財政赤字が深刻であり、政府は2001年までにこの赤字の解消を目指している。
経済協力(単位 億円)
1.我が国の援助実績 (1)有償資金協力(98年度まで、ENベース)   0
(2)無償資金協力(98年度まで、ENベース)  0.06
(3)技術協力実績(98年度まで、JICAベース) 0.46(研修員受入20人)
2.主要援助国
(97年DAC)
(1)米 (2)カナダ (3)日本 (3)ドイツ (3)ニュージーランド
二国間関係
1.政治関係  1973年7月10日の独立後、我が国は同27日これを承認。
 1975年3月11日外交関係開設。我が方は在ジャマイカ大使館が同国を兼轄。1997年4月シドニー・ポワチエ初代駐日大使(本国常駐)の信任状奉呈が行われた。
2.経済関係
(1)対日貿易(単位:百万ドル)(通商白書)
(イ)貿易額
1993年 1994年 1995年 1996年 1997年
   輸出 15.1 13.0 5.1 2.9 6.4
   輸入 460.6 548.2 100.1 722.6 358.8
(ロ)主要品目
   輸出 化学品、ラム酒、魚介類
   輸入 船舶、一般機械
(2)我が国からの直接投資
1997年度までの累計628,345百万円(149件)
3.文化関係 1991年 日本舞踊公演(国際交流基金事業)
4.在留邦人数 44人(98年10月現在)
5.在日当該国人数 8人
6.要人往来
(1)往
1988年 大野功統衆議院議員
(2)来
1974年 ピンドリング首相
1982年 ノッテージ青年・スポーツ相
1983年 ピンドリング首相
1986年 メイナード副首相
1988年 ピンドリング首相
メイナード副首相
1990年 メイナード副首相(即位の礼)
1991年 クリスティ農業・貿易・工業相
1992年 スミス外務政務次官
1995年 ボストウィック外相(立ち寄り)
1995年 イングラム首相
アレン蔵相
7.二国間条約・取極 1981年 査証相互免除取極