北海道一周

平成11年夏

 急遽、夏休みが二週間とれることになり、カーフェリーも予約できたので念願の北海道一周を敢行。これで一応日本一周だ。
 北海道一周は、写真入りだ。

1日目:東京―仙台―船中泊

 お盆で日本全体が休みが始まる土曜日に東京を出発である。渋滞が予想されるので、朝7時に出発して、常磐道経由で仙台へ向かう。
 仙台港へは、仙台南ICで出て行くのがベストのようであったが、仙台ICで折りたため、仙台市街を抜けるために迷子になってしまった。
 しかし、仙台港へは午後3時過ぎに到着できた。カーフェリーは19時ごろの出航なのでスーパーで時間を潰す。100円ショップで購入した石鹸と石鹸入れ及びそれらのケースが、今回の旅で有効だった。
 到着後早く出られると思って、早い時間に並んだ(が、今回は失敗だった。船倉に入れられて、でるのが最後になってしまった。)
 大学の時、自転車で九州を走ったとき以来の長距離のカーフェリーである。直前に予約したので、当然のことながら大部屋である。しかし、スペースが以前に比べて広い感じである。前は寝返りが十分にできるスペ―スもないほど、川崎−宮崎のフェリーが混んでいた。
 ここの風呂は、余り大きくなかった。(帰りの船は、大浴場といっていいほど大きかった。)午後11時消灯。

2日目:船―苫小牧―支笏湖―有珠山・昭和新山・洞爺湖―長万部―森

 日の出を見ようとしたが、曇っていた。海岸線から近い所を航行しているのだが、どこを走っているのかまるで分からない。
 苫小牧港へ入港するまえに、大きな山が見えていたので、デッキで話していた人に聞くと、樽前山であると教えられた。全然知らなかった。
 苫小牧へ着いて、さあ、北海道一周へ出発である。どちらにしても、12日後の室蘭発のカーフェリーまで、東京へは帰れない。
 まず、支笏湖へ行こうと決めていた。ここでも、定期観光船に乗ってしまった。
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 支笏湖でホッとして、焼きとうもろこしとソフトクリ―ムを食べた。食い合わせの悪さがてきめんに現れた。
 支笏湖は、札幌の千歳から近い。湖の周りでは、渋滞があった。全然車が動かない。
 明るいうちに、洞爺湖へ行き、昭和新山を見ておこうとした。有珠山への最終の1本前のロープウェイに間に合った。
頂上の展望スペースで40分程度使えることになり、有珠山の火口が見えるところまで歩いて行ける余裕があった。
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 有珠山の火口。有珠山が噴火するとは想像できなかった。
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 真中に見えるのがロープウェイの駅である。その向うに羊蹄山があった。
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 有珠山から。どこの山だろう?(たぶん駒ケ岳のようである)
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 有珠山から洞爺湖を見る。当分この方向から洞爺湖を見ることができない。
 洞爺湖湖畔に公共の温泉があるので、そこに入った。洞爺湖畔での花火が有名であり、見たかったが時間が遅く、先のことを考えてあきらめた。その時点では、有珠山が噴火することが分かるはずもないのだが、湖畔に一泊してもよかった。一泊4000円程度の素泊まりができそうだった。ここでも、携帯電話を持っていればよかった。そのような看板を見た段階で、軽く問い合わせることができるからである。
 虻田から海岸線を南下して、森というところの公共の駐車場で車中泊。

3日目:森―駒ケ岳周遊―大沼―恵山岬(水なし海浜公園:海中露天風呂)−函館観光―函館泊

 今日は、大沼をみて、函館に泊ることにしていた。朝早いので、駒ケ岳を一周する形で大沼へ行くことにした。
 途中、交通事故を見る。信号のない交差点での事故で、どちらも譲らなかったのだろう。
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 大沼公園は、私にとっては切手の絵柄で小学生の頃から馴染みである。自分の目で見れるとは思わなかった。
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 大沼湖上から駒ケ岳を望む。大沼の観光船に乗ると、大沼と駒ケ岳の組み合わせの素晴らしさを感じる。
 現在の観光客は、せっかちになっているのか、定期観光船より、モーターボートでの湖上の周遊を好むようだ。待ち時間の無駄がないことと、観光の時間も短くなるからのようである。そんなに急いでどこへいくのか?
 大沼を観光して、さて、どこへ行こうか?
 恵山岬にある「水なし海浜公園」を目指す。海水での露天風呂だ。何年か前、北海道の露天風呂を紹介するサイトで、みたような気がする。恵山岬の先端に向けて、ひたすら走っていったら、やっとあった。皆は車を路肩に停めていた。近くにトイレがあるので、女性はそこで水着に着替えるのでは。私は、岩陰で着替えた。サンダルがないと熱い。
 岩を渡ってブロックで作ったところに、入浴スペースがあり、海水が入って調度いい温度になるというもの。夏なので、日に焼けながら温泉に浸かるという、ちょっと変わった感覚である。海水浴の人もかなり(20−30人)いる。海虫や下が岩場なので注意しながら入浴するもので、私は、普通の温泉が好きだ。ここは、無料だ。
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 恵山岬、函館の手前。山の向こうに海中露天風呂があった。恵山岬の海岸線づたいには、水なし海浜公園には行けない。
 函館の民宿など安い店に何件か予約を入れようとしたが、一人では断られた。結局、ビジネスホテルになった。五稜郭を見学した後で、ホテルにチェックイン。
 夕方、函館山方面へ。少し前にみた、NHKBSの「おーい、北海道」で写っていた函館公園周辺を散策。そして、ロープウェイで函館山へ。
 このロ―プウェイは1度に百人以上乗れ、ピストン運動をしていて、効率的な点は、桜島のカーフェリーと同じだ。函館の問題は、函館山の夜景を見た人の半分も、函館に泊っていないことだと、泊ったビジネスホテルのオーナー?が話してくれた。
 夕食は、函館ラ―メン。どこがいいか分からないので、混んでいる店に入った。美味かった。後で、ガイドブックをチェックしていたら、名前が出ているような店なので、そんなものかなと。
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 五稜郭からの眺め。
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 函館山からの日没。夜景を見にくる人の数は、相当のものである。展望スペ―スは、人だかり。
 北海道の札幌・小樽以外の観光地でこれだけの人を見るのは初めてだ。

4日目:函館―トラピスト修道院―松前―江差

 函館は、朝市だ。当然、朝食は、市場で食べた。イカの刺身といくら丼である。(朝市での食事は美味しいのだか、ほんとにお得なのかは疑問に思っている。)
 北海道一周なので、函館をほどほどにして離れる。次ぎは、トラピスト修道院だ。
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 トラピスト修道院。外から眺めるだけ。中には入れない。
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 北海道最南端、白神岬です。薄っすらと本州が見えます。多分、竜飛岬のはずです。?
 松前は、不思議な町である。江戸時代から昭和の始めにかけての繁栄はどこへいったのだろうか。驚くことに、鉄道がないのである。
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 松前城。ここまでくるには、平地からかなり登ります。城を中心に、広大な公園になっています。
 松前から江差までは、見晴らしの良い海岸線のドライブコースです。しかし、スピードの出し過ぎでの事故が多い、とガソリンスタンドの店主の言葉。
 江差では、「江差追分会館」を見学。時間があれば実演もあれば楽しいのだろうが、4時過ぎに入館したので、展示物をざっと見学するだけで、閉館時間の5時になってしまった。
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 江差港の奇岩です。台湾の台北の北部にある野柳で同じような奇岩を見たことを思い出した。
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 江差港から見た日没。日本海の日没を初めてみることができた。江差港にある鴎島には、公園内にキャンプ場がある。カメラを持って夕日を待っているグル―プがいたので、私も夕日を待つことにした。
 夕日を堪能して、公共の温泉に入る。軽い食事もできるので、一緒に夕食を取ってしまった。後は寝るだけである。
 江差にある道の駅で車中泊の予定でいたら、市街地から近いので、若者達の花火大会が始まってしまった。うるさいので、北上した所の駐車場で車中泊。

5日目:江差―島牧―岩内ー共和―ニセコ(有島武郎記念館)―羊蹄山一周―(銭湯)―岩内泊

 本日のメインは、有島武郎記念館を見に行くことであった。江差から直行したが、途中、昼食をゆっくりとったので、着いたのは午後1時ごろである。
 高校3年の時、放送部に在籍していた私は、恥ずかしながら有島武郎の短編を基に放送劇を上演した。(見た人がいても、いわないで下さい。)当時、自宅に有島の全集があったので、何となく愛読していた。カインの末裔が印象に残っている。その舞台を連想させるのがニセコのようである。2時間程度かけて、展示物をゆっくり読んだ。満足。
 有珠山から羊蹄山をかいまみて、近くでじっくり見たかった。しかし、羊蹄山を一周しても曇っていてよく見えなかった。
 ニセコの山道をとおりながら、露天風呂の賑わいを横目でみて、岩内に戻る。本日も、港で日没を眺めていた。2日連続して日没をみることができた。
 岩内は、北海道でも古い町なのか銭湯があった。狭いが、何となく味わい深い。夕食は、ジンギスカンをウーロン茶を飲みながら食べた。店にいる客のほとんどが酔っ払い運転して帰るようだ。
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 有島武郎記念館からみた羊蹄山。

6日目:岩内―(積丹半島)―神威岬―積丹岬―余市―小樽―石狩―増毛―留萌―(明日萌駅・XXの丘)―公共温泉―旭川(ラーメン館)―xx道の駅泊

 本日は積丹半島巡りである。
 日の出とともに目がさめて出発したので、神威岬(カムイ)に着いたのが9時前である。岬の先端まで片道30分ぐらいかけて出かけた。海に突き出たような所である。観光用の歩道がなければ、行ける所でない。時間が許せば是非先端まで行くべきである。300度程度の眺望がある。ハイヒールでは、困難。
 その後、積丹岬に回る。半島の景色は素晴らしい。
 余市まで来ても11時前なので給油と洗車中に、今日の予定を練る。小樽と札幌は通過して、一気にNHKの朝ドラの「明日こそ」の明日萌へ直行することに。しかし、北海道は広い。明日萌についたのは午後4時を過ぎていた。増毛方面から行ったので看板がいまいちでわかりずらかった。
 念願の明日萌駅を見学。朝の連ドラのとおりである。幸福のこけしをお土産に購入。ミーハーである。ついでに萌えの木があるところまで、足をのばしてしまった。
 近くの公共の湯でさっぱりしたところで、旭川まで足をのばす。もう8時過ぎである。根性でラーメン村を見つけた。どの店がうまいかわからないので、若干込んでいる店を選んだ。やはりうまい。
 寝る所がないので、増毛方面の道の駅まで走る。今日は、すごい強行軍だった。
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 神威岬、先端まで30分あまり。
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 岬に向かって左手
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 神威岬、積丹半島方面に。
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 明日萌駅の全景、夕方なので人がまばらです。
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 明日萌駅。
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 明日萌駅長舎(真中の家:看板のうしろの家)
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 XXの丘。
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 XXの丘を見下ろす。

7日目:留萌―羽幌―天塩―稚内(野寒布岬・宗谷岬)―浜頓別―紋別(海中水族館)

 今日も強行軍だった。
 北竜近くの道の駅で朝を迎える。今までの晴天がうそのように変わり、小雨交じりになって、一気に秋の気配。やはり、北海道は寒い。
 留萌から海岸線を北上する。番屋のある道の駅でちょっと昼寝。快適なドライブをしながら、サロベツ原野の中の道路を稚内に向かう。左手に利尻富士が見えるはずであるが、曇っていて、薄っすらと感じられるだけ。
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 サロベツ原野。
 野寒布岬から宗谷岬まで距離があるのに驚く。稚内市内から宗谷岬になかなか着かない。日本最北端とあって、天気が悪いのに人が多い。
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 ノシャップ岬(稚内)。
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 宗谷岬。日本最北端?
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 間宮林蔵さんもいました。
 翌日は、知床半島の観光なので、出きるだけ先を急ぐ。しかし、浜頓別の道の駅で、一眠りのつもりが疲れていたので2時間ほど寝てしまった。これで予定が大きく狂った。
 紋別で夜になってしまった。途中大きな町はなかった。海中水族館でクリオネをじっくり鑑賞した。夜なのと水が濁っていて海中がよく見えなかった。
 海岸の駐車場で車中泊。

8日目:紋別―サロマ湖―網走(刑務所)―斜里(知床半日観光船)―xx公園―羅臼

 紋別から網走まで120キロある。網走といえば、網走刑務所である。
 駐車場だけでなく、敷地も広い。団体に付いて観光する。明治時代の初期の囚人の多くが、西南戦争でとらえられた人だとガイドさんが話していた。(が、掲示を読んでもそのように書いた箇所はどこにもなかった。)
 北海道の幹線道路工事造成に従事させられて、劣悪な条件の下で多くの囚人が死亡したとのこと。いままで知らなかった開拓の一面を知らされた思いである。
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 網走刑務所。
 網走刑務所観光に時間をかけすぎたので、観光船にはぎりぎりに乗りこんだ。網走から知床まで思っていた以上に遠かったのと、駐車場と乗船券売り場が10分ぐらい歩かなければならないからだ。
 念願の知床観光だ。船で知床半島の先端までを往復する3時間のコースである。はるばるきた、というのが実感。
 知床五湖がある公園内を散策。熊がでるので、散策地域が制限されていた。恐いので、団体客に付いて歩いた。
 羅臼では、道路脇に二つの小さな明かりがみえたが、よくみると鹿であった。
 泊るところが見つからないので、道路脇の駐車スペースに泊る。夜は寒く、毛布だけではだめでシュラフに毛布でも震えた。函館辺りでの暖かさと雲泥の違いである。
 しかし、星の多さに圧倒された。東京で星が見えないのは、自分の視力が悪くなったと思っていたが、街明かりなどの影響も大きいのを実感。夜は車もとおらず、街灯もほとんどないので、ほんとに真っ暗である。

9日目:羅臼―標津―中標津―裏摩周湖―表摩周湖―屈斜路湖―阿寒湖―屈斜路湖畔(モシリ観劇)

 羅臼の先の道路脇の駐車スペースで目覚める。他の車は既に移動していた。太陽は、水平線の上に昇っていた。
 摩周湖をみることと、屈斜路湖の湖畔の露天風呂に入るのを今日の目標にする。どこに泊るかは、未定。
 摩周湖を見ることができた。地元の人も天候の関係で中々見れないそうである。霧の摩周湖ではなく、晴天の摩周湖であった。めったに無いそうである。裏摩周湖の展望台だけでなく、表摩周湖の展望台からもハっきりとみることが出来た。(その反動は後できた。その後の日程では晴天がなくなってしまったことである。)
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 裏摩周湖。
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 表摩周湖(は、大渋滞。駐車場に入るのに長い列)。
 次の目標の屈斜路湖に向かう。温泉街に向かう途中で、白いラーメンの看板が目についたので入る。
 夜、モシリ(アイヌの伝統舞踊)の実演があるとのこと。何を思ったのか、見てみたいと思って泊れるか尋ねたところ、相部屋なら可とのことで、夕方来ることになった。
 その間、阿寒湖見学。その店の娘が阿寒湖で土産店をしているので、そこへ行けといわれたが、結局店は分からなかった。阿寒湖の遊覧船に乗り、湖中のマリモセンターを見学した。
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 阿寒湖上から。
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 双湖台。
 屈斜路湖畔の宿で、東北の農協職員(同年輩)と同部屋になった。不良?中年で一人で旅行しているのは、自分だけでないことがわかった。また、湖畔の露天風呂では、人恋しさで夢中で話をしている人たちがいた。その人の話によると、一人で北海道を走りまわっている人も多いのがわかった。
 夜は、アイヌのパフォーマンスを観劇。確かに幻想的だった。風呂上がりに、モシリを主催するアイヌの人と深夜まで懇談?した。(一方的にアイヌの話を教えていただいた。知らないことが多い。私のどこかに変化が起きてきたようである。)

10日目:屈斜路湖―中標津―野付崎―根室―納沙布岬―根室―霧タップ岬?―厚岸

 昨日の晴天が夢のようである。同部屋の男性をもよりの鉄道の駅まで送る。根室へ一緒に行きたい意向を示したので、無視して駅で別れる。一緒に行くと、きままに動けないからである。
 野付崎は、幅100メートルもない半島である。車でないと行けない。よく来たものだ。先端まできても、北方領土が霧やもやで見えなかった。納沙布岬でも全然見えない。根室に「むつゴロウ王国」とは、看板を見るまで知らなかった。
 日本酒の「呑」の撮影場所である落石岬は、日本的な風景ではない。じっくり滞在したい場所と感じた。
 霧タップ岬は、ほんとに何も見えない。歩くのも困難なほどである。善は急げで岬を退散。
 厚岸の道の駅では、市場のような店舗があった。入口で炭焼用の材料を購入して、自分で焼くというもの。駐車場が大きいので、酒を飲んだ人たちは、そのまま車で就寝していた。安全である。そこで車中泊。
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 霧のキリタップ岬。
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 落石岬。

11日目:厚岸―釧路(市場)―浦幌―広尾―襟裳岬

 厚岸の道の駅で起きて、釧路に直行する。
 釧路の市場では、まず、ご飯を購入し、イクラをおもっきり入れ、かつ、サケの刺身等を加えて、1500円程度で豪華朝食である。すごく満足した。また、行きたいが遠い。
 釧路から襟裳岬までも遠い。襟裳岬の駐車場では、森信一と島倉千代子の襟裳岬の歌で迎えられた。
 襟裳岬の駐車場で地図を見ていたら、「泊りませんか」というので、一人でもいいか、と聞くと、「いい」というので岬の裏手の旅館に一泊7000円?で泊る。夕食は部屋で食べられて、朝食もそれなりについてである。
 夕方から雨である。天気がよければと思われた。
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 襟裳岬の半島。この先までいくぞ!
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 襟裳岬の先端。ここからアザラシが見える?とか。

12日目:襟裳岬―様似―浦河―苫小牧―白老―登別―室蘭(地球岬)―虻田―羊蹄山(真狩村・公共の湯)―xx温泉―札幌―xx道の駅

 今日も曇り。北海道一周を完結させるために、一応苫小牧まで行く。(これで、北海道一周完了)
 帰路は、室蘭からなので、下調べのため室蘭へも行く。子供のテレビゲームにも出ていた地球岬へ行く。270度以上が海である。天気がよければ?!どんなに素晴らしいか。
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 地球岬(室蘭)。
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 洞爺湖。有珠山の反対側。
 もう一度羊蹄山を見たくて、真狩村へむかう。温泉につかりながら羊蹄山をみることができた。これで500円だ。
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 細川たかしで有名な真狩村の公共の湯の駐車場からみた羊蹄山。露天風呂から見た羊蹄山は何ともいえないほといい !!
 露天風呂に入りながら、明日は、層雲峡も見てみようと決めた。旭川からなので、札幌は街中を通過するだけで、当別を超えた辺りにあった道の駅で車中泊。

13日目:xx―旭川―層雲峡観光―上士幌―足寄(松山千春の家)―帯広―新得(公共の湯)―xx道の駅

 コンビニで「赤いきつね」で朝食。旭川を抜けて層雲峡へ直行する。ケーブルカー下の駐車場に停める。
 山の上の駅に、カメラを忘れてしまった。下に行って見て気がつき、係員に頼むと、うれしいことにカメラが戻ってきた。
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 層雲峡を超えると、あと一足のばしてでも足寄である。
 足寄といえば、あの松山千春である。何か情報がないかと足寄駅に行って見た。駅には、松山千春の展示物があり、町の地図にも「千春の家」というのがあるので、駅から歩いて「千春の家」を見学。千春もどういう神経の持ち主かわからないが、その家の前で記念写真をとるほうも・・・
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 千春の家の前で記念撮影。
 どこで泊るか決まらないうちに帯広市内を徘徊して通過してしまった。新得の公共の湯で時間を潰して、日勝峠をこえた道の駅で泊る。峠はもやで10メートル先も見えない状態で、やっと峠越えをしたので、道の駅に着いたらすぐ就寝してしまった。

14日目:xx―千歳・公共の湯―室蘭―船中泊

 千歳は直行する。公共の湯が11時に開くまで駐車場で待つ。夜室蘭で乗船するまで特に予定がないので、風呂に入ったりしながら高校野球をみて、夕方まで時間をつぶす。
 室蘭についてみて驚いたのだが、青森港までなら本数が多いので、当日でも乗船できる可能性が大きいことだ。いざとなったら、新潟方面行きもある。あまり、帰りの日に執着する必要がなかった。

15日目:船―大洗―東京

 夕方、大洗について、車の速度の遅さに戸惑う。どこまでいっても北海道での一般道のような速度は出ない。
 やっと日本一周達成だ。