第3日目(8月23日)

朝食は、ホテルの前の道路に面したテーブルで

 カフェラッテで朝食。パンとコーヒーだけだがなんとなく充実。1時間あまりかけてゆっくり食べる。クロワッサンがおいしい。いろいろなジャムを試す。

ガイドは、イタリア人のミケーレさん!

 当初の予定では、男性ガイドのマリオさんだった。子供たちは、マリオという名前だけで大喜び。理由は詳しく説明してくれないのでわからない。
 当日朝、代理店から電話があり、ガイドが代わったとのこと。鐘楼の前で10時15分に待ち合わせ。サンマルコ広場は、観光客で満員盛況。定刻に、ガイドさんが現れ、ミケーレです。ミケランジェロの・・・といっていた。日本語がぺらぺら。当たり前か。日本語ガイドを頼んだのだがから。1時間半程度とのこと。

ドッカーレ宮殿から

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 最初に入場券を買ってくれと言われた。1人18000リラだ。代理店から、マリオに渡すべき封筒の中に、入場料も含まれている旨伝えた。ミケーレが封を開けると、「あら、多いわね。」とのこと。早速、入場券を取り出して渡してもらった。これがなければ、入場券購入の大行列に並ばなければならなかった。?

入場券で大並び

 ドッカーレ宮殿前に行くと、大行列。入場券を購入するために並んでいるとのこと。これだけで30分以上のショートカットだ。ガイドを頼んでよかった!
 当然、中はすごい!

溜息橋

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 溜息橋のことは、イタリアでは全然知られていなかったが、日本からの観光客でその下でキスをしたい、という要望が多かったので、やっと映画のことだとわかった、とのこと。その映画のことは、イタリアでは全然話題にならなかったと。
 当然、私も20年前ごろ、その映画を見ていたので、知っていた。

聖マルコ寺院は、大大行列だ!

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 宮殿だけですごい行列だったのに、マルコ寺院の行列は強烈だ。終わりが見えないほど並んでいた。どうするのかと思っていたが、ガイドさんが出口の方へ行き、係員に話すと、入っていいことになった。ガイドを頼んでいてよかった、改めて感謝。
 中は、宮殿以上にすごい。入ってみればわかるが、なまじのものではない。床は、波を打っているのが愛嬌だ。サンマルコ寺院前の広場も冬場では水に浸かることが多いようだ。水が上がっているときとか、風の向きなどによるようだ。9月から2月ごろとのこと。
 一応、聖マルコの遺体が埋葬されているとの説明をうけたが、・・・・・。骨は入っているとのことであるが、本人かどうか確認するすべがあるのかどうか?

さあ、ガラス工房の見学だ!?

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 最後は、お決まりのみやげ物の斡旋だ。ここでは、有名なガラス工房だ。ガイドさんも積極的に勧めないが、コースなので仕方がないのか。
 うちの家族だけに実演をした後、エレベーターで階上へ。展示品の前に座らされ、説明が始まった。10万円から1万円程度までのものを説明していた。ガラス工房の販売員のつたない日本語だが面白い。
 子供が光ものに興味を示したので、何か買わなくてはいけないかな、と心配した。最後は、子供の理性のおかげで、Thank you! とその場を後にした。

サンマルコ広場のカフェ・フローリアンだ!

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 前日、夕食後広場に来たとき、生演奏をしている二つの場所があった。その一つがカフェ・フローリアンの店の前である。ガイドさんが、有名なカフェ・フローリアンですよ・・・・と、しかし、高いですよ!といった。ぜひ入ってみたかったので、子供たちの意向を無視して入る。
 軽食しかない。ここでも、コーラを頼んで子供の顰蹙を買ってしまった。ほんとに食べるものはない。古びた喫茶店であるが、年代ものとひと目で実感できる。店員も生意気そうだ。
 しかし、カサノバも脱獄後にベニスのお別れにエスプレッソを飲んだというし、ゲーテもここでお茶をのんだ、と言う店で、一時過ごせただけで満足。
 飲み物とサンドイッチ程度の3人分で、14万リラ程度。1万円弱である。物価の安いイタリアにしては、あきれるほど、高い、とガイドさんが言うのも納得した。子供たちは、高いので怒っていた。

街中の探索

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 イタリア人ガイドから、ベニスのメインストリート言われたところを通ってリアルト橋へ行く。どこかで、メインの道をはずれたが結果オーライで辿り着く。

平日マックはない!マックは高い?

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 ちょうどMACがあったので、値段を見てみようと近づいたら、そこが、リアルト橋のたもとであった。通常のパン類の値段が安いので、マックは高い感じだ。まだ、食べようという声は出てこない。
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 リアルト橋の水上バスを眺める。

ベニス鉄道の駅

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 手前の運河の向こうの建物がそれである。
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 駅前の橋の上から。

レストランで飲み物だけでは拒否される。

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 リアルト橋からベニスの駅の方へ歩くが方向性がつかめない。ぐるぐる歩き回る。
 やっと、ベニス駅についた。疲れたので座れる店に入ろうと、駅のとなりのレストランの表示の店に入る。食欲はないので、飲み物だけかデザートだけで済ませようとしたら、何か頼めというが、一人一品を食べるのは無理なので、店を出る。
 その隣のカフェに入る。すこし、クーラーが利いているだけでも、いい店だと感じてしまう。店舗にクーラーが入っていないところが多いが、ここは、違う。なんとか、ここにいようと注文しようとするが、メニューがないので、適当にエスプレッソ、ミネラルにジュースにする。20000リラ弱だ。

イタリア本土との鉄道(道路)を眺める

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 明朝の下見に駅まできたので、同じルートで帰るのはつまらないと、逆方向の水上バスに乗ることにした。ちょうど42番がきた。案内板を見ると戻ってこれそうなので、急ぎ乗り込んだ。ベニスの本島を一周する感じだ。

ムラノ島まで行ってしまった!?

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 ムラノ島は、本土から2ロ程度の距離にある。そこへ行きすぐ戻ってくると思っていたら、ちんたら停車して待機するので、時間が刻々と過ぎていく。ホテルにゴンドラを予約しているので、今晩こそ乗らないといけないので、少しあせる。日本で購入した本には、造船所のところをショートカットして大運河の方に来る路線が書いてあったが、当日は、タナ経由の路線は存在しなかった。英語のマップを手に入れておけばよかった。
 リドまで行くと時間がかかりすぎるとおもい、気が付いたところで降りる。運良く、われわれが降りる停車場を通過する1番の路線が到着する停車場だった。子供だちは何もなかったようにしていた。大物だ。やっと6時前にホテルに戻る。

ゴンドラ・セレナーデ?

 ただ単にゴンドラに乗るだけでは詰まらないだろうと、歌付きのゴンドラを提案され、予約をお願いしていた。相乗りだが歌つきだから面白い、とのこと。
 7時30分からの便にする。並んでいる行列で順番を待つ。3人組と相席(船)になる。
 歌手は同乗していなかった。実際は、歌う人とアコーデオンが乗船したゴンドラは一艘だけで、そのまわにに他のゴンドラも歌を聞きながらついていくもので、すこし、風情がある。
 一人50000リラだ。3000円。約1時間程度のっているので、対時間の効果で考えると、高くないと思う。ゴンドラに乗りながら、ベニスまできたのだなあ、と感傷に浸っていた。

リアルト橋近くの中華「天津」は、まずい?!

 ゴンドラに乗りながら空腹を感じていた。
 中華か日本料理が恋しくなってきたので、中華を選択。水上バスでリアルト橋まで行き、そこから5分程度のところに中華「天津」がある。子供たちには、中華料理は、世界のどこでもおいしいはずだ、といっていたが、店に入って暗い雰囲気と、客の少なさに少し心配。
 春巻き、ラーメン、五目焼きそば、五目チャーハンを頼む。緑茶も頼む。これはうまい。まず、春巻きがきた。たれが醤油ではなく、甘辛いあんかけ味。具もいまいちだ。次に、ラーメンといわれるものがでてきた。ラーメンの丼に入っていないので、理解不能。味をみると、4つ100円程度でスーパーで売っている中国のインスタントラーメン(香辛料が特徴。)にニンジンや肉が少し入っているスープといっていいような食べ物。五目チャーハンは、acceptable.五目焼きそばは、ナイフとホークが付いてきたので仰天。味は、ラーメンに比べれば食べられるという程度。しかし、もう注文したくない。
 ホテルから30分以上も時間をかけて、期待してきたので、その落差は大きい。(後日判ったことだが、そのころイタリアでは、中華料理店が中国から2-3年前の材料を輸入してそれを店に出していたことが、マスコミ等で話題になっていたとのこと。)