第8日目(8月28日)
ローマから飛行機が遅れて、パリ発まで10時間待つことに。パリ観光3人で10000円の旅。
第一の失敗。VATの還付品はトランクに入れておくべきだった。
ベニスでVATが還付される商品を購入したので、欧州を旅たつ前に税関でその申告をしなければならない。そうでないと、還付金を前払いさせていたので、逆に、その分をクレジットカードで戻すことになるからだ。ローマで税関の申告をしようとしたら、手荷物品にしているときは、欧州の最終地点で税関に申告することとされていた。われわれの場合は、パリだ。悪いことに乗り換えのための時間が1時間あまりしかない。到着ゲートと出発ゲートが離れていると、税関の申告は無理だ。
(これらの点でも日系だと、日本語の説明になる?ので便利だ。AFのチェックインカウンターの係員が税関の申告はどうするかと何回も聞いてきた意味がわからなかった。トランクに入れた場合、チェックインした後、一旦荷物を受け取り、そこで、税関に申告し(申告の受領印をもらう)、その後、再度チックインカウンターに持って行き預けるようだ? どなたか正確な手続きを教えてください!)
出発時間が迫っても搭乗できない!
搭乗口で待っているものの、出発時間の15分前になっても登場のアナウンスがない。少しして、40分遅れる、との英語のアナウンスがあったようだ。子供からどうなるの、と聞かれて、わからないと答えたら、だめならパリ観光とはしゃいで全然心配していない。
この段階で、税関での申告は諦めた。前払いを受けた25万リラ(約1.7万円)を返還することになる。
出発は、1時間遅れ!
搭乗しても中々動かない。機内音楽が流れてきて、いつ出発するかわからない。子供が1時間過ぎたよ、と指摘してくれた。ローマとパリの時間差がないと聞いていたので、一時間遅れだと、乗り換えの時間がないことになる。
税関の申告だけでなく、乗り換えも無理?
13時15分の成田行きがない!
パリが近づいてきたので、さすがにどうなるか心配になった。13時15分発の成田行きに間に合うのか係員に聞いたところ、成田行きは夜しかないと、わからないような話をしてきた。降りれば係員が説明する、というだけだった。
成田行きの日本人は8人!?
飛行機を降りたら、NARITA-TOKYOの紙を持った係官と日本人たちが待っていた。そこで、今夜の23時30分の便に変更になったと言われた。
その間どうしてろというのだ!
refleshmentとmealがついた
refleshmentには、サンドイッチをつけた。機内で昼食を食べたからもう食事はいいだろうといわれったが、あんなのは朝食だ、と主張したら、われわれとあと3人にはサンドイッチがついた。
何でも主張するものだ!
国際電話をかけた
イタリアでは国際電話をかけられなかった。しかし、10時間も帰宅が遅れるのでは、家族が心配するので自宅に電話しようとした。通常のクレジットカードでも電話ができた。300フラン分のクレジットが与えられる形式のようだった。
後で、日本人夫婦から電話が掛けられなくて困っていたが、同じゲートではなく、フランス国内向けなので、使い方を教えられなかった。現地での電話の使い方は、まず、覚えておくべきだ。
(どちらにしても、短時間でのトランジットはできるだけ避けるべきだ。トランジット地点での用意が何もできていないからだ。)
凱旋門まで日帰り3時間、3人で1万円の旅の始まり!
夜まで時間がたっぷりあるので、空港内の探検に歩き回っていたら、JTBのカウンターで日本人が3人暇をこいていた。同じ日本人なので、暇つぶしの仕方を尋ねた。そんなに時間があるならAFのバスが凱旋門を往復している。降りたところで、また、乗車すれば空港に戻ってくれる、と言うではないか。千円札(1万円)しかないというと、札なら両替してくれるはず、とも答えてくれ、さらに、日本語のパリの地図までくれた。さすが、JTBはいい会社だ。
もう、パリ見物へ行ってしまえ!1フラン19円程度の換算だ。バスで、往復(go around)で115フラン3人で345フラン。残りは約200フランだ。
これで凱旋前の喫茶店でお茶ができるかだ。
パリ気分で気分は高揚!
イタリアでは、あまりはしゃがなかった子供たちが大喜び。
子供がいうには、イタリアを決めたのは私ではないか、とのこと。第一が英国で、第二がフランスだったが、私が了解しないので、イタリアを挙げたら、そこにしようと言ったようだ。全然覚えていなかった。もともと、ビジネスで行きそうもないところへ行きたくて、ベニスがはじめにありきだった。
やはり、パリがいいようだ。
凱旋門だ!
凱旋門前で降りた。運転手が、パリの地図を広げて案内してくれるではないか。ここがシャンゼリゼでっせ、とかなんとか。お礼を言って、凱旋門前へ。3人とも凱旋門前に立っているのを感激。
まず、お茶をすることにした。日本語のメニューありますという、本当に凱旋門前の喫茶店でお茶を飲む。
凱旋門前、シャンゼリゼとおりに面してお茶を飲むとは・・・・
4品頼んで110フランだ。一品注文を忘れてくれてたすかった。凱旋門の屋上に人が見えたので、登ろうということになったからだ。
18歳未満は無料だ!
凱旋門は、アダルトと18−25の2段階料金だ。払える、とほっとする。
予備のお金を用意して置くべきたっだ。こんなことになるなら、ローマでJCBのキャッシューサービスを受けるのだった。パリのJCBはどこにあるのかわからないからだ。
階段を登る!
エレベーターがあると思ったが、みんなが歩くのでわれわれも歩くことにした。しかし、お土産持参の階段はつらい。
他の旅行客は身軽だ。
途中で、息切れして休憩しながら登る。
絶景だ!
凱旋門の上からはパリが一望できる?この下を、ツールドフランスの最終日にはここを一団が走っているだ。これで、あとエッフェル塔にも登れたら、もう、パリには来ないのにとも思ったりした。子供たちは、今後はゆっくりパリだ、といっている。
meal券は、120フランが限度だ
帰りのバスでは、なんか、パリ通に成った気になって空港へ戻ってきた。午後3時過ぎに空港をでて、凱旋門あたりで1時間程度過ごして、戻ってきた。約3時間のミニツアーだった。
さあ、夕食だ。どこでも良いとおもって、豪華なレストランにはいると、このmeal券では120フランが限度とウェイターが言うではないか。メニューを見るとメインは200フラン以上のものばかりだ。差額を払え、というので、店をでる。
AFのカウンターに文句をいうと、120フランのバリューしかないことは、どこの店でもわかっている。日本で文句をいってもかまわないと、ほざいた。郷に入っては郷に従えか?
(帰国後、旅行代理店に行ったときに、10時間も遅れたなら、文句を言えば1万マイルをくれるよ、と教えてくれた。関心なさそうにしていると、それに往復のマイルを加算すると4万マイルになって、ビジネスにグレードアップできるというではないか。良い旅行会社だ、と思ってしまった。)
しかたがないので、マキシム・ド・パリに入る。イタリアでのBARを少し大きくした程度の店だ。飲み物と一品を選べ、といわれそのとおりにする。それなりの量があり、パンもついているのでなんとなく満足した。食後のコーヒーも付いた。
refleshment券は使わない
まだ、出発まで3時間以上残っている。免税店などをのぞいていたが、無性に眠たくなる。出発のゲイトのそばで、私だけ一眠りする。子供たちは、一生懸命何かを書いている。
起きて、喫茶店に行こうとしたら、満員状態。荷物をもって歩くのが面倒なので、せっかく獲得したサンドイッチつきの飲み物券を放棄することになった。
もう、食事はたくさんだ。日本時間に合わせる
搭乗が早そうなので、機内に早く入って、食事まで寝ることにする。子供たちも、機内食にも飽きてきたようだ。東京―パリで各2回。パリ―イタリアで各1回。私は、2キロ以上太ったので、そろそろ減食だ。
搭乗したら、日本時間に合わせる。着く前は、できるだけ寝ないようにしよう。
やはり、腰痛がでてきた!
いままで、旅の途中で腰が痛くならないが不思議だったが、成田に付く前から腰が痛くなった。手で揉もうとしても五十肩が痛くてもめない。
人も荷物も無事成田に到着
トランジットで不安だったスーツケースもやっと出てきて一安心。それにしても、スーツケースカバーの閉め方が良くわからない。外れそうに成っていた。他の客がいないので、出るのにスルーで時間がほとんどかからなかった。外人さんは、列ができていた。
京成のスカイライナーに飛び乗り、家族に日暮里まで迎えに来てもらう。子供たちを自宅に送り、明日の税理士の資格票の交付の準備のため事務所のある実家に戻る。
準備などで寝たのは1時を過ぎてしまった。くたくただ!