孔健先生と行く上海・青島視察ツアー

 急変する中国の状況を確認することと、実際の投資先である青島市の現状を同市の投資委員会?の案内で確認するというものである。

日程

四月七日:中国へ

集合
集合06:30
羽田空港:ANA8番時計の前
始発から2本目の電車できた。
関空へ
羽田(07:35)発
→関空(08:50)着
初めての関空。大きい!
上海へ
関空(10:40)発
→上海・浦東空港(11:55)着
時差が1時間あるので、実質2時間15分で上海へ到着。沖縄便では食事が出ないが、ほぼ同じ時間なのに、国際線は食事がでる。これでは、儲からないのも道理である。国内線がドル箱といわれるのも納得。
上海市内の視察
浦東地区
→余園地区
→浦東地区・旧八百半デパート
→新天地(上海で最新のファッション・飲食プレイス!)
→チェックイン
5年前の上海との違いに驚く。
「新天地」とい上海で一番新しくファッショナブルな地区は、中国とは思えない。
夕食
虹橋地区の火鍋屋(きのこ20種?の鍋をベースにいのしし肉のしゃぶしゃぶ)
→外灘地区見学
→ホテル着後解散
火鍋料理には、マツタケも入っていた。
酒代を入れても一人100元に満たなかった。
しかし、中国語ができる人がいないと、何を注文していいかわからない。
JTB等のツアーとの違いを実感。

四月八日:青島へ

集合
ホテル07:30?集合。
上海(10:00)発
→青島(11:00)着
→海天ホテルへ
大事件!?
飛行場が違った。虹橋飛行場(かっての上海国際空港)が国内線専用にかわったので、当然、ここから上海へいくものとして予定していたが、実際は、浦東空港だった。
タクシーで飛ばすも、一便遅れで、かつ、出発時間を遅らせて間に合った。「青海市経済視察団?」のおかげで、当日の予定をキャンセルせずに組んだ。孔健先生のおかげである。日本人では無理。
しかし、国内線でもチャックが厳しく、ゲートまで遠いので、結局飛行機の出発を遅らせたようだ!
昼食
青海市海外投資招致委員会?主催の昼食会 青海空港で、孔健の弟さんが加わる。日本語が達者で助かる。同じテーブルで、同委員会のNo2の人と会食。次が待っている、といわれてのんびり昼食気分をはらわれた。
即墨市役所へ
海外投資招致委員会のレクチャー 同市の市役所の「招待所」へ入り、「熱烈歓迎日本企業家」!との大きなたすき?がかかっている部屋で
同市の概況の説明をうける。PCとプロジェクターを組み合わせたものを使って説明。
企業等の視察
即墨カト吉(2000人規模の工場)
→即墨服装城(工場団地にある)
→マレーシア系のデパート
市役所の車2台が先導しているので、信号も無視、車線も無視で進む。VIP気分。これが危ない!
気分を大きくさせたところで、投資にGOサインをだしてしまうのだろう。
夕食
則墨市の宴会 at 「招待所」にある迎賓館 3つのテーブルに各10人程度が着席し、盛り上がる。しかし、トイレは、日本の昔の田舎のトイレの風情。
足もみマッサージ後解散
中国で全国展開をしている「良子」というお店へ 青島市に戻って、足もみマッサージ。約1時間、一人65元。チップ不用。もらった店員は、即くび?のキャッチフレーズで大成功のお店のようである。若い店員を半年間?徹底的に訓練。とにかく、気持ちがいい。私には、20歳前後の女性が、ニコニコと足もみしてくれたが、如何せん、ことばが通じない!

四月九日:市内視察

集合
ホテル1F 09:00  
海信電気視察
会社概況の説明をうけ、展示物の見学 社長が孔健先生と同級生とのこと。同社は、中国で第4位の家電メーカー。全世界に展開しているが、日本へは、コジマ等のOEMで進出しているようである。
天秦不動産
別荘地の説明を受け、約200uのマンションを見学。 約5000万円(日本円)以上になりそうな別荘だが、国際的な分譲をしているとのことである。
参加した人たちの意見を集約すると、5000万をかけて青島まで来るかな?ということのようである。
中国という土地を考えると、極めて高価だ。
青島港湾局視察
青島港についてレクチャーをうける 青島港は、軍港と民間港の機能を併用している。向かいの半島に、新設の設備を揃え、将来的には、
向かいの半島部分が、貨物港の機能を独占しそうである。中国第2のコンテナ港といえそうだ。
青島港湾局の宴会(昼食)
テーブルは3つ。 港湾局の職員数は、1万5千人?とか。日本の港湾局と異なり、種々の機能を有している。
旧市街地等の見学
旧共産党幹部用の海水浴場
→旧蒋介石邸
→青島の海水浴場
宿舎の海天ホテルは、新市街地にあるが、旧市街は雰囲気がちがう。
青島の高級マンションの見学
孔健先生が所有するマンションを見学 参加した人たちの意見を総合すると、このマンションならいい!と絶賛。先生の奥様の写真があり、若くて、美人なので驚く。
自由行動
2時間ほど各自行動 ジャスコ組み、昼寝ぐみ、その他に分かれる。
私は、ホテル1階のコーヒーショップで、やっと「コーヒー」にありつく。においがない?
青島市政府の交流宴会→各自自由
海天ホテル内の宴会場、テーブル3つ。 いままでで、一番贅沢な場所だ。青島市政府代表が宴会をするときは、通常、このホテルの宴会場をつかうので、我々のためにもここを使っていただいた。「乾杯」の連続と「写真会」の連続。
市街地へでて、「上島珈琲」でブルーマウンティンを飲む。さすがにいい香りで味も日本と同じ。35元?中国にしては高い。ちなみに、上海の「スタバ」の飲み物も同程度で、中国にしては高い!

四月十日:市内視察

集合
ホテル1F 09:00 疲れがでてきたのか、集まりが悪い。
旧市街地見学
旧市街地見学旧制青島中学(現海洋大学)
→青島迎賓館
→青島自由市場
→青島空港
旧市街地を中心に見学。ドイツと日本が作った古い建物や施設がいろいろあるので、時間があればそれなりに楽しいのではないか。
自由市場は、建物の中に入っている。屋台での営業を中止させて、一つの建物の中で営業させているようである。平日の午前中なのに、女性客がたくさんいた。靴屋が多い。
「真珠が安い」といっていたが、私は買わなかった。
関空へ
関空へ青島(13:30)発
→関空(16:30)着
時差は1時間。
羽田へ
羽田へ関空(17:25)発
→羽田(18:25)着
入管が短時間で済んだため、予定より一本早いANAの便にのることができた。
本来は、待ち時間を利用して、翌日以降の日程の調整をしようとしたが、・・・。

総括

上海の印象

 五年前と上海は一変していた。明るくなった。高層ビルが急増していた。上海市内の自転車が影をひそめてした。人の数も減ったようだ。

青島市での視察の印象

 視察の印象青島の海岸線は、ほとんど日本の別荘地以上ののりである。豪華絢爛。そして、中国にしては高価。市の車が2台で先導された。ほとんど信号と車線を無視して走り、これでいいのかと思った。ただ飯をご馳走になると、何かしなくてはいけないと思い込み始めた。

その他の感想

 やはり、退職してよかった。現役だとこんなミッションに参加できない。経営者の人たちは、皆エネルギッシュだ。働く時は働き、遊ぶときは遊べだ!

その他

 その他中国の黄砂の影響が2年前から青島にもでていた。中国では、環境問題と水の問題が一番緊急の課題とされていた。誘致する企業も、環境対策が求めらており、中国だから「垂れ流し」ができると思うのは甘い。
 青島市外国企業事務所のassistant directorと片言の英語で話したところ、メールで必要な情報をくれるとのことであった。大収穫である。が、帰国当日同行してくれた人によると、メールよりファックスがいいといっていた。