ミャンマーに関するQ&A

Q.ミャンマーの特徴は?

 パゴダ(寺院)が多いです。タイ以上に宗教に熱心です。
 控えめな表現をする人が多いように感じました。まだ、タイほど拝金主義が浸透していないと思っています。(古都のパガンのみやげ物店では、タイと同じと、行ってきた人から言われました。)
 なんとなく、時間がゆっくり動いているように感じました。
 日本に比べて明らかに貧乏なのに、ガツガツしていないように感じました(やせ我慢?)⇒宗教心があるので、心が安定してると説教されました。

Q.物価は安いのですか?

 どの程度安いのか、正確にはわかりません。(屋台でも食べていません。)
 しかし、ホテルで日本食(現地では高級食)を食べても、一人2000円にはいかないので、現地食は推して知るべし。
 参考:タクシーの初乗りは600チャットから。バスは、距離によって違うが20チャットから(日本人には無理)。コンビニでの製品は、タイや中国製が多く、それでも、日本の3分の1から4分の1。日本企業の製品も日本の半分以下。ちなみに、コカコーラの大瓶は、日本と同じ程度2000チャットと高い。トレーダーホテル前のcoffee aromaでアメリカンコーヒーが450チャット。現地の人には高くて入らない、と言われている。

Q.現地の給与はどの程度ですか

 工場のワーカーや事務職の通常の給与は、月20〜30ドル程度のようです。(これで、高給取りのようで、求職者が殺到という感じのようです。)公務員は、チャットでの給与をドル換算すると、月10ドル以下です。

Q.日本語は使えますか?

 無理だと思います。市場へ行くと、お土産を売りに、日本語で話しかけてきますが、その程度です。
 しかし、英語は、かつて英連邦に所属していたため、かなり通じます。ほとんどのタクシーの運転手は、英語で指示して、そのとおりのところへ連れて行ってくれます。

Q.円は使えるのですか?

 無理です。
 ドルはかなり流通しています。しかし、タクシー代はドルで受け取ってくれるのですが、お釣りは期待しないほうがいいです。
 また、物価が安いので、通常は、現地通貨であるチャットでないと、ついていけないところがあります。

Q.1ドル=6チャット?って本当ですか。

 本当です。これが、公定レートです。現地に法人を設立する場合、このレートでの交換によります。(当然、過少資本になります。)
 しかし、市場の実勢は異なっています。平成15年2月に滞在したときは、1ドル=1000チャット程度でした。平成14年9月は、1ドル=1200チャット。

Q.強制両替って何ですか?

 ビジネスビザや団体旅行以外の観光ビザで入国する場合、空港で、200ドルをFECというドル兌換券に交換しなければなりません。
 これは、帰国時残額があっても再両替も、持ち出しも認められませんので、滞在中に消費する必要があります。ドル建のホテルでの支払いや、寺院の拝観料(ドル表示)などで使うことになります。

Q.ビザは必要ですか?

 ビザが必要です。
 取得するのに、少し時間がかかるので、余裕をもって申請する必要があります。

Q.ミャンマーへはどう行くのですか

 通常、空路です。
 バンコク経由が最短です。成田からバンコクまで行きは6時間半、帰路は5時間半?程度。そして、バンコクからヤンゴンまでタイ航空で1時間15分、帰路は1時間程度。

Q.街中に軍人が溢れているのですか?

 ほとんど、軍人を見かけません。
 普通に旅行している限り、軍事政権という感覚はあまり受けません。テレビ放送も、軍事色がほとんどありません。

Q.ミャンマーって軍事政権で怖い国でしょ?

 一週間滞在しましたが、怖い思いはしませんでした。
 夜間、街中を歩いてみましたが、外人(日本人)がいるな、という感じでながめるだけでそれだけです。軍事政権が、即怖いかどうかはなんともいえません。世界中に軍事政権や独裁政権は沢山あります。選挙で選ばれたアウンサン・スーチー女史を軟禁したことは問題ですが、カンボジアと異なり虐殺した等のことは聞いていません。
 私には、欧米諸国の鯨保護運動と同じシチュエーションのように感じられます。「ミャンマーは、スーチー女史をいじめる悪の国」と喧伝することで、NPOなどの矛先をかわすことができるという意味です。