不動産ファンド 米カーライル 3000億円規模 日中印の3カ国対象に

(出典:日経朝刊 3月24日)

 米投資会社カーライル・グループは日本、中国、インドの三カ国を対象にした不動産ファンドを立ち上げる。借入金を含めた規模は3000億円前後とみられ、2008年以降投資を始める。
 日本は、物価上昇が鮮明になっているが、借入金利に比べた投資利回りがまだ高く妙味が大きいと判断。中国、インドも経済発展に伴い賃貸住宅などの需要増が期待できるとみている。
 資産規模の7-8割を借入金でまかなう。
 日本は都心のオフィスビルなどで取得価格が上昇して投資利回りが低下している。このため、物流施設や地方のショッピングセンターにも投資対象を広げる。完成前に購入契約を結ぶ開発型案件の取得も拡大する方針だ。

 借入金利に妙味とあり、円キャリーをしない形のようだ。
 レバレッジの割合が7-8割。とすると、出資に600億から800億が必要となる。
 前回のバブルのときも、地方の中堅都市にもバブルが始まってしばらくして、バブルが崩壊した。ファンド同士で値を吊り上げ、「誰がババをひくのか」の様相が各地で現れているようでる。そろそろ潮時のように思えてならない。よく投資する人たちがいるものである。